バンの自転車日記

F(t)麒麟山レーシング所属自称パワー系クライマー笑

じてつう54km

今週は疲労回復優先で。
トレーニング再開!と言いながら次のレースは枝折峠ヒルクライム
ローカルながらも運営が素晴らしくスタッフが温かい大会ですが、雰囲気が良すぎてレースモードになれず。

JCRCも出ようか迷ったのですか、なんとその日は新潟に森本さんが来て一緒に走る機会があるらしい!
もちろん行くでしょう。JCRCにエントリーしてなくてよかった。
色んな人が来るのでメンバーも強烈になりそうです。楽しみですね~!

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帰りは見事にフラれてしまいました。

突然の雨の前には、一気に空気が冷たくなる。
今日も例に漏れず空気がひんやりした後に雨が降りだしました。
山の中じゃなくてよかった。

夕立が鳴ったりして天気の変化が夏のそれで、ツール・ド・フランスが終わる頃には梅雨が明ける。
今年はマイヨジョーヌに変動があって面白いです。
ただ、ファビオ・アルはあまり好きではない……笑
リゴベルト・ウランに獲ってほしいなぁ。

トレオフ、ニセコ第二集団

腹筋ローラーの破壊力たるや、絶賛筋肉痛。
まだまだ体幹は成長過程です。
疲れMAXなので帰宅後はドロップアウト
瞬きしたら22時前。

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ニセコについて振り返り。
自分は最初の長い山岳からゴール前までほとんど第二集団で過ごした。

パノラマラインを下り、前の6人を追走する場面。
内田選手を中心に統率が取れ、12人全員がローテを回せていたのは先日のレースレポートで記述した通り。

ローテも先頭交代する際には隊列から下がる選手がスピードを緩め、二番手から先頭に上がる選手がスピードを維持する。
その基本中の基本ができていた気持ち良いローテだった。
さらに日本海を折り返してから向かい風区間は3秒ローテ。
レース経験が浅いSHIDO吉澤君あたりは長く引いていた場面も何回かあったけど敢えて言わなかった……笑
それほど警戒していたということ。

スピードの上げ下げがなく補給食も楽に取れた。だから追走と言っても脚をあまり使わずに先頭に追い付けたのは良かった。

ただ、その後の105km地点の本当の勝負所で力負けを喫したところで自分に戦う気力は残されていなかった。
内田選手、生田目選手を中心とした6~7人の第二集団が形成されてもこの中から飛び出して頭を取る意思はなく千切れずにゴールまで行くことに集中。

私にとって先頭集団から遅れた時点で第二集団も第三集団も一緒。
ここらへんは選手としてまだまだ未熟なところで一つでも順位をよくしようという欲が無さすぎた。

この集団は完全に協調体制で励まし合いながらゴールまでの距離を消化して、二つ目の補給地点では内田選手が水を取れなかった選手がいなかったか気を使っていたし、その後の長い登りではジェルを分け合った。
ロードレースの好きなところは同じ集団にいるとチームの垣根を越えた一体感というか、言葉には表せない何かが生まれることにある。
(最後に同じ年代の内田選手とゴール勝負で勝とうと思っていたけど……笑)

おままごとだとかお遊戯会と言われればそれまでだけど、今回は第二集団にいる時間がすごく楽しかった。
ロードレースってスポーツマンシップが美しい場面がたくさんある。だからキツくてもまたレースがしたくなるんだよ。
そして次こそ勝ちたい。。
まぁここにSHIDOナカオ選手やGSエバーウィンナルケ選手がいたら負けたくない気持ち全面に出していただろうけど……笑
元チームメイトには負けたくないからね。

100%に仕上げた人に勝たないと嬉しくないので、ジャパンカップ、おきなわで本当の勝負ですね。

明日からトレーニング再開します!

サドル変更と腹筋ローラーとおきなわ

日常に戻った安心感とレースが終わった解放感からスイッチオフ状態。
レースのダメージがまだ残っていてトレーニングできる体と気持ちではありませぬ……。

そんな時は新しい機材にモチベを上げてもらいましょう。
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というわけで新サドル導入。
PROのステルス
(本当は県選手権前に来る予定だったけど……)

早速10km程乗ってみたが、本気で踏めないので力の伝わり具合はわからず。
でも色んなコンディションに合わせて座り位置を変えられるのは嬉しい。
早くガッツリと乗りたいなー。

自転車に乗れる脚の具合ではないので筋トレwoba。
腹筋ローラーで明日から筋肉痛ライフを満喫したいと思います。


今日上司におきなわに合わせて休みを取れるか確認してみた。
繁忙期なので後輩の成長次第だがうまく行けば出走できるかも。
そしたら100%仕上げて挑戦します。
ガチンコ勝負。

オーベストリカバリー?ライド57km

ニセコな朝。
北海道ってこんなに暑いの?

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昨日のレースのダメージは相当なもので全く踏めず。

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それでも久しぶりのチームライドは楽しみ。
リカバリーとオーベストは水と油みたいなもので誰が絶対に着火するに決まっている。

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今日は久しぶりに会うチームの皆さんとおしゃべりするのが目的。
ツカさんと近況のことやら話しながら坦々と登る。

次第に車通りが少なくなる。
昨日ゼロキロアタックで独走圧勝した西谷さんとナルケくんのバーテープが被っていて相変わらずのシンクロ率だなと関心しながら。

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夏だけ北海道に住みたひ。

下りも大パノラマで気持ちが良いワインディング。
飛行機の時間が迫っているのでチームとはお別れ。また合宿で!

GSエバーウィンな面々とニセコに移動して車に荷物を詰め込み新千歳空港に向けて車移動。

懐かしの支笏湖なんかを通過しながらも30km位何もないドラクエみたいな町➡道➡町な北の大地を駆け抜ける(車で)

たぶんタイヤのチェーンで道路が削れるからか路面状況が荒れ気味。
自転車は難しい道路コンディション。

フライトの時間まで余裕があり、空港についてから搭乗手続き。荷物預け、お土産購入後にいざ魚介類!

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海の宝石箱や。
もちろんゴクリ。プハーうまかった。



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さよなら北海道。
また来年だね。

ニセコクラシック140km総合9位(年代別4位)


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いよいよ本番。
何ヵ月も準備してあとは練習の成果を発揮するだけ。


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体調はすごくよくて昨日たくさん食べたおかげで簡単に高い出力が出る。

自分ら19-34ageは先頭スタート。
1分後に35から49までのclassが一斉にスタートする。
ニュートラルが長くてすぐにおじさんたちに追い付かれて混走状態に。

今日の作戦としては序盤は脚を温存して100km越えた後のアップダウン区間で勝負するプラン。
35km地点から始まる15km程の登りまでは先頭が見える位置に待機。
やっぱり有力どころのビッグネームたちは先頭付近に固まっていて、その中でも我らが新潟の田崎さんは登りで引いたりしている。
それを見ながらただ耐えるのみ。

途中ジェットコースターみたいな下りがあってガーミン先生のお顔を伺ったら時速90km/h出ていてそっと見なかったことに……。

今日はEVO君がすごくやわらかく感じてパンクしていると思って、レースおわた……と思ったけど結局パンクしていなかった。
この時、要注意選手として挙げていた昨年の沖縄2位の井上選手がメカトラで遅れているのが見えた。
ただ、レース終盤でとんでもない映像を見ることになるとは予想だにできなかった(後述)。

ついに35km付近の登りに突入。
森本さんが前を引くと一段階キツさレベルが上がる。
このレベルの登坂力は中々見ることができないので当初は無理しない予定だったけど、頑張って付いていったら、最終的に10人まで絞られた。

でもKOMまで残り2km地点で中村龍太郎選手のペースアップにたまらず千切れてしまう(KOM狙いの動きだったらしい)
後でログを見たらここで30分346W(たぶん実際はもう少し数値が高いはず)でギリギリの状態だったし、対応するには単純に力不足。

この時に一緒に遅れたのが内田選手(井上選手のチームメイト)。岡選手(お兄さんの方)。少し前に内房レーシングの根本選手(沖縄140km優勝経験者)
そして先行していったのは6人。
田崎さん(麒麟山)、高岡さん(六本木)、森本さん(GOKISO)、中村龍太郎選手(イナーメ)、岩島さん(MIVRO)、新井さん(Forza)

モトバイクからの情報によると前とは20秒差。
後ろから40秒差位で7~8人が来ているらしい。
ナチュラルに千切れたので選択肢は一つ。
後ろを待つ。まだまだ先は長いし、50kmくらいはしばらく下りか平坦。ちょっとしたアップダウンしかないので集団有利。
ゆっくり待って後ろから合流。

下り始めて追走がまとまった(結局12人だった)時点で前の6人とは1分50秒差。
遅れた集団だったからちょっと無理かなと思ったけど内田選手や自分も声をかけて12人全員で綺麗にローテを回せた。

この追走集団にはSHIDOの吉澤君やRyoさんもいて話しかけながら余裕度を探ってみる。
吉澤君は最近かなり強いみたいだし余裕がある感じなので警戒。Ryoさんは少し苦しそう。
あとVC福岡の簑原君ともよく走っているから彼が強いのはわかる。引きが強いし脚に余裕がありそうなので最後まで連れていきたくない感じ。
逆に岡選手(お兄さま)は余裕全くなしで今にも千切れそう。

それでも良いローテーションで前とのタイム差はどんどん縮まる。
前は人数が少ない分、一人一人前を引く時間が長いから追い付けたら理想的な展開。

で、100km地点の本当に登りに突入するところで合流。
そこで前の6人が疲れているかなと思ったら大間違い。
森本さんが引くと地獄。
付いて行こうにも無理矢理引き剥がされるように千切れる。
この時に6分位で415W出ていたのに普通に千切れてレベルの違いを見せつけられた。

それでも田崎さんは付いていっているからやっぱり凄い。
前の6人から新井さんが脱落して5人に。

遅れて内田選手とイナーメの生田目さんと3人で登っていたら岡選手(兄)ら数名が合流。
第2グループができあがった。
このグループは完全協調体制で千切り合いすることなく残りの距離を消化していく。
やはり内田君と生田目さんが余裕度が高く、自分はというと両脚つりかけていてかなりヤバイ状態。

一人また一人とバラバラに落ちていき、残り5km地点で内田君、生田目さんと3人になった。この時、年代別2位争いをしていて生田目さんはover40だから最低3位以内は何事もなければいけるはずだった。だが…………

残り3kmで後ろから物凄いスピードで追い越していく選手が一人。まさか140km走ってきた選手じゃないだろと思ったら、なななんと遅れたはずの井上選手。バイクがチェンジされているし、クリートとペダルが合っていないからたまに外れているし、色々とありえないんですけど……。

内田選手とチームメイトだから形勢が一気に不利に。しかも井上選手は同カテゴリー。
ヤバいヤバいヤバい。
一気にペースが上がったところで両脚が同時につった。ペダルを止めざるを得なくて回復した頃には3人ははるか彼方。おわた……。

残り2km何とか走りきりゴール。
ものすごくタフなレースだった。



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リザルトに弊社の名前を刻んでおきました。


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で、なんと優勝は田崎さん!
シクロワイアードの取材を受けるチャンプ。
総合10位まで名前を載せてもらうようお願いしたらOKだそう……笑

自分はリザルトだけ見たらそこそこ良いかもしれないけど、サバイバルなレース展開にただ耐えただけ。
アタックもしていないし、先頭集団に絡んだのは一瞬だけだったし、防戦一方なダメなレース。
このメンバーでレースメイクするには実力を3レベル位上げないといけないし、JPTでのレース経験も必要になってくるなと感じた。

そんな中で田崎さんの優勝は刺激になったし、ますます尊敬の念が強くなった。
こんな選手が近くにいる麒麟山レーシングはとても幸せだね。



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というレベルが高い新潟県勢で打ち上げ!
アンディさんはTTモード!

最終的に外国人4人、日本人3人のインターナショナルな話題はとてもためになりました。
外国人の仕事感や日本のレースはどう写っているかなど考えさせられることが多かった。

でも一番の収穫は田崎さんの薬局でのアタック話でした笑
優勝おめでとうございました!


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