バンの自転車日記

F(t)麒麟山レーシング所属自称パワー系クライマー笑

チャレサイボランティア試走175km

イケメンがいない練習は炭酸が抜けたコーラと同じ……とあべきゅんが嘆いているような気がしたので、フィンズ練チャレサイボランティア試走ライドに参加してきました。

 

ちょうど今年もボランティアするので通行止め区間を見ておきたかったし。

 

おはサイメンバー、おいたんず、ちぐさばもいるし今日はリカバリーになりそうだ。しめしめと思っていたら登りは全開で。と……。

 

案の定、最初の勝負ポイント、蓬平~虫亀区間からドンパチ。

実業団メンバー4人(kntさん、森先生、あべきゅん)に絞られ最後は、森君をギリギリ差して先着。

7分41秒375W

 

昨年出した自己ベストがちょっとワケわからん。イケメンと一緒に走らないと出ないのか?

 

その後、木籠、中道屋(休憩)、田代は森君、あべきゅんと3人で殺り合って死んだ。

特に田代では森君の強烈なアタックで空中分解しかけたが天国に逝く手前で森君が失速してくれたので起死回生。

 

そして問題の通行止め区間

(通行許可は取ってます)
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崖崩れヤバし。

迂回路の下りが急すぎて事故がないか心配。

カーボンホイールは溶けるかもしれないから要注意です。

ま、ここは見ておいてよかったなー。

 


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栃尾で油揚げ食して、いざ超級山岳道院高原へ。

ダムに差し掛かるところまでに実業団メンバーに絞られ、登りで先行するも緩斜面で緩めていたら後ろに追い付かれちゃった。

カウンターでkntさんが飛び出し射程圏内で追走していたらkntさんが単独落車。

せっかく良い標的だったのに…

 

後ろのあべきゅんを待ってラスト1kmの坂区間では一時先行するも、最後に追い付いてきた。やるな!

というわけで同タイムゴール。

 

森先生は盛大な死にっぷり。

数本しっかりまとめられるとロードレースでも生き残って結果が出るぞ。

 

そして、おいたんずを全員置き去りにしたちぐさばが4番手(!)

ヤバいな。

 

ラストの裏森立は200W付近しか出せなくなり完全に死亡。

止まると死にます状態なので、下ったらお先に離脱しました。

 

結果的に良い練習になったのでよろし。


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フィンズの皆さんありがとうございました!

チーム練弥彦観音寺周回214km

せっかく皆と走ったのでブログにしたためます。


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10年前に練習中に事故死したさるきちさん追悼ライド後のチーム員と弥彦で合流してチーム練へ。

 

私は魚沼から黙祷しましたが、いつか追悼ライドに参加し事故現場で手を合わせたい。

 

そういえば10年前の6月1日は和田峠の帰り道で中央大CCのK井君がスプリントして盛大にコケていた。

ケガで済んだものの、本当に安全第一だと思います。

 

観音寺の登り口でnyoさんとキャン(喜屋武君)、タン(ゆー太氏)の危険なメンバーが待ち受けていた。

まぁ一番危険な人はだいろリピートしているらしいけど……

 

他のメンバーは先に登っているみたい。

 

ゆー太氏のペースメイクによりスタートはゆっくり。

自分は4日間のオフにより体重が2kg増加。

序盤から仕上がっていた時のイメージでペースを上げて独走に持ち込むも5合目あたりから失速。

nyoさんに追い付かれ、先に走っていたもえまぐを追い越したあたりから遅れてしまいそのままゴールまで。

 

終盤は完全に踏み負けていたし、最後に失速するという一番ダメなパターンになってしまった。。反省。

 

27分02秒(306W)

タイムは悪くないんだけど内容的には悪し。

2本目は改善しよう。

 

だいろ側に下り、自販休憩を挟み平坦高速パートへ。

Ftの佐野淳也キャンと単独1時間ave40km/hで走るタンのフィジカルモンスターコンビがペース爆上げ。

それに人間味ある巨人バンも加担。

2本目持つんかいな?

 

と思いながら2回目の観音寺に突入したら最初から一人旅に……笑

今回は序盤抑え目、終盤にかけてビルドアップ。ラストはAJ!!な感じで。

 

さっきnyoさんに駆逐されたトラウマをかかえつつ、何度か後ろを振り返り来ないことを確認しながら最後まで垂れることなく先着。

 

27分38秒(308W)

さっきよりタイムは悪いけど内容はOK。


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お疲れっした!!


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 同期入団のキャン君。

脚ふってぇなーと思ったら自分の方が太かった……。

 

シーサイドラインはFtの佐野、キャン劇場。

私はりゅーじ絶賛のもえまぐのおしりを眺めて耐えるのみ……

そしてnyoさん殉職(その後姿を見ることはなかった…)

 

最後のスプリントポイントはキャン君の絶叫スプリントが炸裂!

フィジカルモンスター降臨でした。

 


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もえまぐから貰ったMCTオイル(中鎖脂肪酸油)でキャン君より脚細くするぞー

4日間完オフ

どうも人間味ある巨人です。

県選手権後は脚の回復優先で全く乗っていません。

 

いや、ここで無理して乗っても体が持ちません。

痛みが伴うとどうしても体をカバって正しい筋肉の使い方ができなくなるから、そこで乗り込んでも意味はなし。

という考え方。

というわけで5月は1650km程で。

 

 

そういえば最近、決戦用ホイールから練習用に戻す時の落差が激しかった。

後ろに引っ張られる感覚。

 

GWあたりからハブからゴリゴリと音が出始めて、そのまま乗っていたけど、つい先日バラしたら。
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中のベアリングの「受け」?が割れてました。

 

破壊ネタが尽きません。

次は何を壊すんでしょうか?

いや、そもそも自転車っていうのは壊れるのが当たり前なのでは?

 

さてさて、明日から鬼乗り込むために俗世から離れます。

俗に言うSNS離れってやつですね。

 

当ブログも不定期更新になります。

Stravaで生存確認してください。

 

それではごきげんよう

 

 

自己犠牲の競技

県選手権から3日経ちました。

未だに攣った脚が痛むので今日もオフかな。

 

今回のレース。

チームとしては優勝を勝ち取れましたが個人的に反省点、課題が残るレースとなりました。

 

序盤の淵田さんと舘岡選手の逃げは作戦通り。

ただ、後ろの集団は思ったより有力な選手が引いていなかった印象。

 

70km近く逃げてくれたおかげでチームとしては脚を温存できた。

ここまでは順調でした。

 

その後のペースアップはすべて対応。

ログを見ると8回目の会館坂から最後まで8回とも全力か8~9割位の出力で登っていた。これでは脚が死ぬわけだ。

ただ、それは毎回仕掛けていた照君も同じだから言い訳になりません。

 

集団が分断した時、F(t)麒麟山から残ったメンバー4人は強かった。

皆、春先から県選手権へ向けて努力を重ねてきたメンバー。できれば実力を出し切って終わりたいはず。

 

少なくとも自分はそう思いつつも田崎さんを守る走りをしていた。

アシストとしては中途半端な気持ちのままで。

 

りゅーじやonyoさんの方がよっぽどアシストに徹した動きをしていたのに、自分には自己犠牲の精神が足りていなかったように思う。

弱いくせに最後脚が動かなくなる直前まで勝ちを諦め切れなかった。

 

順位も中途半端、気持ちも中途半端なまま新潟県選手権は終わってしまった。

 

今年の悔しい思いが来年のモチベーションに繋がる。

シーズンはまだ序盤。気持ちを切り替えてさらに厳しいレースになるであろうニセコクラシックに向けてしっかりと仕上げていきましょう。

 

 

 

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新潟県選手権弥彦ロードレース大会

今年もやってきました。

新潟県で一番の選手を決める大会が。

 

105kmの公道レースとあって県外からも強い選手が集まります。

 

要注意な選手

□県内

岩瀬照(LEOMO BELLMARE)

□県外

奈良浩(FIETS GROEN)

柴田瑛一(Innocent)

柳澤創(仙台第一高校)

 

オーベストな読者はおや?と思ったかもしれませんが、オーベストからチームユーラシアIRCに移籍したあの柳澤君ですよ。

(今はユーラシアを退団して高体連で走っているとのこと)

 

今年はF(t)麒麟山レーシングの一員として参加するのでしっかりと作戦を練りました。

 

序盤の逃げは淵田さんがチェック。

中盤から終盤の勝負所に残るために無駄脚を使わない。

有力選手のアタックには反応、ただし単騎だったら容認。

終盤の勝負集団に複数人送り込みチームとして優勝。入賞者3人を目標に。

 

最後尾からスタート。

近くには照君、田崎さん、淵田さんがいた。

 

12時にスタート。

気温は試走の段階では1周しただけで汗ばんだけど、いざレース開始したらそんなに気にならないかな。

というかVALLETEの長袖ワンピは速乾性が優れていて快適。

 

最後尾スタートなので先ずは前方に上がらないといけません。

ぶどう山あたりで前にスペースが空いたので一気にポジションアップ。

 

しかし下りで落車が発生。

自分の後ろだったので回避するまでもなかったけどチームメイトが巻き込まれていないか確認。

どうやら全員無事みたいで一安心。

 

平坦区間で風向きを確認したら右前からの横風に感じた。

先頭付近に待機していたらスルスルと数人が飛び出す。

淵田さんが乗っかったのを確認し、速度を緩めて蓋を。

 

タイム差は一気に広がり20秒程に。

最終的に逃げは2人。

 

淵田さん(F(t)麒麟山)、舘岡選手(ハヤサカ)
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さらにタイム差が40秒から1分近くまで広がりチームとしては脚を休める展開に。

ただ、有力所の飛び出しには反応するべく前方の動きには警戒しておきます。

 

りゅーじやonyoさんにはタイム差をキープしつつ、敵チームに追走させてローテに入らないようにしましょうと声をかける。

ただ、Innocentが先頭を引いていなかったので「このままじゃ逃げ切られちゃうよ。先頭引かなくていいの?」と言ったら、「坂大さんいるし大丈夫でしょう」とマークされている様子。

 

そんな状況が数周続き、何周目かの会館坂で柳澤君が仕掛けペースアップ。
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もちろんしっかりとチェックします。

後ろのInnocent松井君も対応。

そして一時期1分以上広がっていたタイム差が一気に30秒程に縮まる。

 

そして風が強い平坦区間で牽制状態になりタイム差が再び広がりはじめたところで田崎さんに「いつ動きます?」と相談したら、さっきのペースアップで30秒縮ったことから2~3周でキャッチできるから余裕をもって残り5周の70km過ぎたところで動こう。

 

と話した矢先の55km地点で柴田さんがアタック。

すかさず反応し、照君もさらにペースアップし集団が崩壊。

この時の会館坂が一番キツく、1分11秒で501W。

この動きで集団は分裂。

 

弊チームからは田崎さん、onyoさん、りゅーじと自分が乗り、勢いそのままに淵田さんの二人逃げを吸収。

淵田さんはその後DNF。お疲れ様でした!

 

ぶどう山は平和に進み、平坦の横風区間で牽制気味に。

ただ、会館坂で照君がアタック。


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登りは頭一つ抜けている感じ。

この時は田崎さんとまとまっていたので下りで田崎さんをアシストして照君をキャッチ。

後ろからも続々と合流してきますが大分人数が減った感じ。

 

チームの4人は残ってますが、Innocentも3人残してきた。

中でも柴田さんは要注意、と思っていたら柴田さんとりゅーじがスルスルとランデブーへ。

 

 ただ、エースの柴田さんが逃げていることで脚を使わせることができるし、りゅーじが乗っていることで後ろでは照君の脚を使わせることができる。

この形はナイスなのだ。よくやったぞりゅーじ。

 

ただ、数周逃げてもらっているうちになかなかタイム差が縮まらないことから、数的優位に持っていくためにブリッジしたい。

理想はInnocentを引き連れずに最後に決めてくれるだろう田崎さんと前に合流。

照君や奈良さんが乗っても仕方がない。

 

そのためには会館坂で必ずかかる照君の仕掛けに是が非でも乗らなくてはならない。

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下りで追い付けるので千切れかかったけど冷静に。

一気に差を詰めて、3人でローテして追走しようとするも後ろから合流。

 

次の周回も前のブリッジにチャレンジしたが、前の二人に合流する直前に後ろに追い付かれて吸収された。

この時点でラスト2周を切っていて脚はもうすでに限界に近かった。

 

ただ、照君が初めて苦しそうな表情を見せていたので逃げていた二人を吸収した時にカウンターアタック

決まらなくても追走に脚を使わせられればOK。

もちろん逃がしてはくれず、すぐにチェックに入られる。

 

今度はぶどう山を下った勢いでonyoさんが飛び出し。

ラスト周回に入る前の会館坂はonyoさん先頭で突入。

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照君、田崎さんが抜け出ているところに少し間をあけて柴田さん、自分が追いかける。

もちろん下りで追い付いてこのまま4人で行くことはなく後ろから追い付いてくる。

 

そして勝負はスプリントへ。

ぶどう山で照君に「スプリントだね」と話しかけたら「平地がもうダメです」と。

たぶん本音がポロっと出てしまったんだろう。

自分ももう次の坂で脚が攣るのは確実。

本当は照君とスプリントしてみたいけど、それはできなそうだ。

 

下りで田崎さんから前に入るように指示があり、トレインの隊列を形成する。

onyoさんから「行ける?」と聞かれたので「行けます!」と答えた。

そう答えざるを得なかった。弱音を吐きたくなかった。

 

坂に入る前に牽制気味になりながらonyoさんがリードアウト。

この時、少し勾配が急になったところで脚が限界を迎え腰を上げることができなかった。

 

力強い田崎さんのスプリントを見送り、順位うんねんよりゴールに辿り着くので精一杯。

最後、奈良さんに差されて5位フィニッシュ。

しばらく動ける状態にならないくらいに出し切った。

 
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田崎さんが優勝し、チームとしての目標は達成。

淵田さんの逃げ、りゅーじの逃げ、onyoさんのリードアウトで勝ち取った勝利。

あれ?自分何かやったっけ?

 

とりあえず照君と柳澤君と柴田さんの登りのアタックに全部反応したら脚が完全に死亡した。

全然自分から動けなかったのは完全に力不足でした。

田崎さんが勝ってくれて本当によかった。

 

Innocentは一週間でかなりチームとして動けるようになっていて、何より生え抜きのメンバーが成長して強くなっているのでこれから強豪チームになるのは間違いないでしょう。

柴田さん、荒瀧君には全日本選手権頑張ってほしい。

 

そして、照君が一番強かったのは誰もが思っているでしょう。

中尾さんが才能を見出だし、同じ新潟県で一緒に走っていて一番縁を感じる選手だからこそ敬意を持って全部のアタックに反応させてもらった。おかげで楽しかった。脚は死んだけど。 

 


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ただ、5位という成績には満足できなくて悔しい気持ちだけが強く残ります。

新潟県で一番になるには田崎さんという高い壁を乗り越えなくてはならないからもっと強くならないとね。

 

 


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 淵田さんがいないけど、戦い抜いた仲間たち。


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応援していただいて力になりました。

サポートなしでは戦えませんでした。

結局ボトルも補給食も受け取りませんでしたが、いつでも補給できる安心感で戦え抜けました。

 

自転車競技連盟やボランティアの方々の運営がなければ成り立たない公道レース。

今年も開催してくださりありがとうございました。

 

次戦はニセコクラシック。

過去最高レベルに引き上げて北の大地に乗り込みます。

 

 その前にちょっとだけ休みます。