越後のクライマーと枝折峠3本127km
今日はこちらのクライマーなお二人と。
「自称」クライマーな自分にとって厳しい展開は目に見えており前日の夜は枝折峠を苦しんで登る夢を見たほど。
胸を借りるつもりで挑みます。
湯之谷の道の駅に6時集合。
ゆるゆるとスタート地点のユピオまで向かいます。
そのままの流れでスタート。
最初の緩斜面区間は3人で協力してハイペースで。忍さんの引きっぷりが男前であっという間に登り口に到達。
つづら折り区間で二人がダンシングしてペースアップするが自分はシッティングで凌ぐ。
急坂区間でジャブ的にダンシングしてダッシュしたら思いの外二人が離れてくれたのでそのままペース走に移行。
しばらく走っていると後ろから「カチャッ」とシフトダウンの音が。
忍さんが追い付いてきた。もちろん想定内。
少し後ろに小幡さんもいて諦めている様子がないので気が抜けない。
この緊張感たまらないです。
忍さんがペースメイクをして、こちらがシッティングで凌げるペースなのでしばらく牽制モード。
二つ目のスノーシェッド前で長めのダンシングをしたら忍さんが離れた。
意図的にペースアップしたわけではないので少し困惑した。
何はともあれタレなければ勝てるはず。
しかし先日のイリュージョンのようなブリッジを思い出したら怖くてしょーがない。
あのコーナーを曲がってからふと後ろを見るとすぐ後ろにいるんじゃないかと。
この型破りなクライマーには必勝パターンが通用しない。
なので最後の難所魔女の三段坂でもアウターのままダンシングで踏みしだく。
ふとガーミン先生を見たら450W出ていたので見なかったことに……。
ゴールまで残り1kmの緩斜面区間に入っても油断せずに全開で走ってゴール。
しんどかったぜ……!
自分、「クライマー」って名乗ってもイイヨネ!?
39分05秒305W
三番手の小幡さんも41分台とレベル高い。
おしゃべりしながら銀山平側に下る。
空気がひんやりとしていて気持ち良いし、あまり人が来ないところだからTHE大自然という感じで癒される。
下った後にまたゆっくりとおしゃべりしながら登って脚がほぐれていく。
長い長いダウンヒルをしていくうちにまた登りたくなるのがしおりんの魅力。
罪なやつ……。
ユピオでコーラ補給をした後に二本目へ。
今度は最初の緩斜面でも強く引けなかったので42分台なら御の字かな~という感じ。
つづら折り区間でダンシングしてもさっきのように二人を引き離せず。
忍さんが「引き返してもいい?」って言うくらい3人の脚は終わりかけていた。
案の定、一瞬忍さんが離れるもこちらもペースが上げられないので再び3人まとまって。
ダンシングを極力封印して最終局面に備える。
魔女の三段坂前でサイレントアタックを仕掛けたら小幡さんが離れた。
しかし忍さんは離れない。流石チャンプ。
何度も走っているとわかるけど何度もアタックしても心が折れない。
ならいっそのこと最後のスプリントまでもつれ込めば勝てるからとにかく我慢。
一番キツい局面で本日初めてインナーに落として何とかクリアして残り1kmの緩斜面で忍さんから「ここで頑張ればニセコいけるぞ!」と激が飛んだのでアウターに入れ直して最後の1滴を振り絞るようにアタック。
ゴール手前で追い付かれてオワタ……と思ったけどスプリントなら負ける気がしないので最後にスプリント。腰を上げる余力すらなかったものの自信が付く2連勝。やったー!
まぁ、忍さんは通勤用バイクに負傷中ですが、、それでも勝てたのは嬉しい。
40分04秒286W
また来たよ。きたのよしお氏。
小幡さんもさっきより速い40分台。
ハイレベルな空中戦が繰り広げられました。
また長いダウンヒルをした後にユピオまで下った時点で午前10時。
あと1本行けるね!ということでおかわり。
流して行きましょうと釘を刺されましたが、また40分台とか出したら化け物なので無理です。
おしゃべりしながら坦々と。
早々にインナーに落とすも結構良いペースで油断したら千切れそ……。
壮大な景色と路面からの感触を味わいながらコースの要点をチェック。
しかし改めて思うけど最後の三段坂は嫌らしいところに設定されている。
まさに天国への階段のよう。
3人まとまって登頂。
50分46秒217W
下っているとたくさんのお知り合いとスレ違った。
今日確認できただけでも10人以上は登っていたんじゃないかな。
本当にしおりんはモテモテだなぁ。
魔性の峠だ。……また登りに来るね。
獲得標高2806m
6月累計1603km