JCRC群馬EDクラス72km
JCRCのおっちゃん「これニシタニさんの賞状だから受け取って」
バン「あ、はい(笑)」
な、やりとりがあった表彰式からわずか20分足らず。
(ニシタニさんは先に帰られました)
2時間のED(エンデューロ)クラスの号砲が鳴らされた。
空き時間で脚がカチカチに固まったので集団最後尾ツキイチでウォーミングアップ。
気温も下がったのでワンピースにアームウォーマー、長袖ジャージ、さらにウィンドベストと厚着。
あ、暑い…沖縄の耐暑練と割り切って体が温まるのを待つ。
しかし一周目にも関わらず中切れ祭り。
切れていく人は前に付く意思など見せず静かに去っていく。
「もがけや!」と喉まで出かけたが、良い大人なので我慢。
メカトラかもしれないしね。
中切れを埋めるためにひともがき。
これはこれで良い練習になるが、これでは最後まで持たない。
さてメンバー的にチェックする選手はダブルヘッダー組には勝たなくてはならないとして、後はアーティファクトレーシングのエビナ君あたりかな。
午前の部ではパンクDNFで脚は残っているだろうから要警戒。
と言いながらも序盤にエビナ君の一人逃げを許す。
差は25~30秒を推移。
追走集団はギクシャクしていて追いつく意志があるのはダブルヘッダー組ばかり。
もちろん自分も積極的に集団を牽引する。
ただ追い付く意志がない人がいて急激にスピードが落ちる。
楽したい気持ちはわかるけど皆勝ちたいでしょ?勝つにはまず追いつかないといけないでしょ?と「回しましょう!」と半分切れ気味。
さすがにそんな状況が何周も続くと焦る。
kntさんがインターバル気味に集団牽引をし、あとは彩北のヨシダさん、午前のSAクラス4位のwappaの選手が積極的に前を引き一気にエビナ君との差を縮めホームストレートでようやく捕捉。
捕まえた後の集団はサイクリング状態。
誰もカウンターをしかける様子もないことから一息落ち着きたい雰囲気が漂っていたので、そうはさせるかと自分からアタック。
午前も一人逃げをかましていて良い感じに長い時間逃げ続けられたのでいけるかもしれない。
と思ったのも束の間。脚が重すぎて良いスピードが維持できないので作戦変更。
一旦集団に捕まることを選択。
誰かがアタックかけたら便乗しよう作戦に切り替えるも、心臓破りで良いスピードでかけ上がるヨシダさんはDi2の電池切れによりインナー固定。
申し訳ないけど一緒に行くのは心許ない……
kntさんが周回を重ねるごとに元気になりペースを上げまくる。
ただリフト坂に突入するタイミングで一瞬緩んだので全身全力で逃げ切り狙いのアタックを敢行。
これは半周ほどで吸収されてしまったが確実に追走組にダメージは与えられただろう。
そして次のリフト坂で再度アタック。
今度は7割位の力で誰かが釣れることを狙って。
おお、一人釣れたぞと思ったらヨシダさん。
強いんだけどよりによってインナー固定。この日、何度ヨシダさんのDi2が復活してくれないかなと願ったことか……(笑)
二人逃げが決まりかけ、ちらっと後ろを振り向くとkntさんが集団をガン引きしているのが確認できた。
たださっきから集団の様子を伺ってみたら、積極的に動いているのはダブルヘッダーのみ。
だが相当疲れているはず。
さらに、残り時間30分を切っていることからおそらく一人で逃げ切れる可能性は高いと見て、集団に追い付かれてから間髪入れずに心臓破りの坂を麓から全力でダンシングしてアタック。
一人旅が始まる。
集団を諦めさせるために1周を全開TT。
心臓破りのヘアピンを曲がる度にチームメイトだったサトーさんの奥さんとチビの応援が力をくれる。感謝しかありません。
順調にタイム差は広がり、4周位逃げてゴール。勝ちました!
後ろに44秒差をつけたのはヨシとして、レースアベレージが35km/hとあまり速くなかったから逃げ切り勝利の難易度はそれほど高くなかった。
それでも午前102km走った後にレース終盤で生きたアタックをして20km位独走して優勝したのには満足。
良い練習になりました。
何だかいつものメンバー感……(笑)
3位のマツムラさんもよくオーベスト練では一緒に走っていた仲。
それにしても表彰台のテッペンは眺めが良かった。
さらにビッグなレースでテッペン取れるよう頑張ります。