ジャパンカップ前日
宇都宮は雨予報。
どうせ早く行っても試走できないだろ。
ということで朝一にローラーに乗って前日の刺激入れ90分。
曇りの新潟を出発し群馬に入るとポツポツと弱雨が。
時間に余裕あるし水上で高速を下りて日本ロマンチック街道から行ってみよう。
国道120号を走り標高が高くなるにつれて紅葉が鮮やかに視界を彩る。
そして金精峠を越えると栃木県に突入。
奥日光に位置する金精峠。
実は国道で行ける峠では日本で三番目に標高が高い。
なんとあの悪名高き柳沢峠より高い。
余談になるが今から9年前。
大学生だった当時、サークルの秋合宿が日光で行われることになり東京を深夜0時に出発し宇都宮へ北上、いろは坂を登り中禅寺湖を眺め金精峠にアタックした思い出深い峠なのである。
そして集合場所の日光駅に着いた時にはすでに200kmを走破しており合宿本編は消化試合だったことは言うまでもない。
しかも翌日はジャパンカップ終わりで当時ギラギラだったナルケ君と東京まで自走で帰り何度も千切られトラウマとなった。
話はそれましたが栃木県に入ると予報通りの雨。
しかし市街地に向かうにつれて路面はドライ。
宇都宮中心部にいたっては青空も見えているし。
しかしこれでコース試走ができるぞ。
前日受付を済ませて森林公園へ移動。
自転車にまたがりコースイン。
古賀志の登りはレーススピードだと3分前後なので意外と短い。
重要なのは下りが超テクニカル。
攻めすぎるとオーバーランするコーナーを見極め頭に叩き込む。
2周目の登りで後ろから声をかけられる。
「オーベストの方ですか」
「そうですよ」と答えると、
「オーベストの人ニセコでヤバかったですよね……」
話をしていると北海道から来た高校生でニセコの70kmを走っていたらしい。
こんなジュニアの選手にとってニシタニさんのニセコの逃げは鮮烈に目に焼き付いたんだろうな。
北海道良いところだよねー。
なんて話していたら仲良くなったので一緒に試走することに。
元気が有り余っているのか試走なのにやたら速いので聞いてみたらインターハイに出場するくらいの実力らしい。
ラストの古賀志では麓からカチ上げるので最初は見送ったけど高校生に負けるのもカッコ悪いので途中から本気踏みに。
頂上付近で交わして何とか大人の面目保ったけど3分25秒400Wとなかなか良い数値が出た。
いやーしかし若者は元気良すぎ。見ていて気持ちがよい。
試走が終わると雨がパラつきはじめてきた。
明日は苔ってる古賀志をさばくことになりそう。落車祭り必至じゃん。
宿に到着しゼッケン取り付け。
脚をセルフマッサージ。
そしてオススメの組み合わせでエネルギー&栄養補給。
この組み合わせ、本当に美味しいです。